山 行 報 告
2015/8 / 3〜6    北ア・読売新道〜水晶岳〜烏帽子岳   メンバ:早山、他1名 記録:早山

 渡船で黒部湖
を渡る
黒部湖畔(梯子の
登下降の連続 )
こんな梯子も  読売新道登山口   ようやく森林限界
を越える
3日目に歩く稜線
が見える 
赤牛岳へのガレた
登り 
黒部湖を俯瞰   赤牛岳山頂 温泉沢の頭の
賑やかな標識 
 水晶岳から雷雨
後に架かる虹の橋
同左 水晶岳を振り返る  水晶小屋入口  一日のおわり 
 2日目 表銀座稜線から
拝む御来光 
 野口五郎岳山頂 烏帽子小屋
テント場の池 
裏銀座からの
槍穂高連峰 
烏帽子岳   烏帽子山頂からの
日の出  
朝陽に照らされた
烏帽子岳 
烏帽子岳遠望  ブナ立尾根
登山口 

【コースタイム】

 記録参照

【記 録】

(8月3日)
 前夜22時扇沢駅Pに幕営し十分な仮眠を取る。7:30黒部ダムへ向けトロリーバスの始発 に乗る。 黒部ダムの観光放水を横目に黒部湖畔を進む。
 ロッジくろよんまでは遊歩道。地図上で は湖畔の道は平坦に見えるが、実際は梯子などもあり意外にアップダウンがあった。
 11:45平ノ小屋到着。渡場には人がおらず、待っていて良いのか分からず小屋へ立ち寄 る。犬が一匹暑さにうだっていた。
 いよいよ針ノ木谷側へ、ずっと憧れていた黒部ダム の渡し舟にて12:00出発 所要時間は10分程度だったためもう少し堪能したいとも思った。
 針ノ木谷と道を分け、 さらにアップダウンのある湖畔の道から黒部川上流へ向け歩く。木漏れ日さす心地よい 道。しかし樹林帯は蒸し暑く虫も多い。
 険しい崖のような湖畔の淵に梯子を付け登山道 を整備されている方々には頭が下がる。黒部川の流れる音が近づく。本日の宿泊地奥黒 部ヒュッテへ。
 美味しく冷たい黒部の水の豊富さにありがたみを感じた。明日読売新道 から稜線まで水場がないため大量に水を担いでいかないとならない。

(8月4日)
 4時に出発しようと思ったが少々寝坊し、4:30頃出発。下山に使うことの多いらしい読 売新道をあえて登ってみたかった。
 1/8〜8/8の標識を励みにひたすら登る。思っていた ほど急登というわけではない。しかしとにかく暑く、普段より水を欲した為担いできた 水の減り具合が心配になる。
  6/8で樹林帯を抜け、黒部湖を俯瞰。いよいよ赤牛岳への最後のガレ場だ。トラロープ も張られかなりザレている。立山、劔岳、薬師岳の稜線と、明日歩く水晶岳から烏帽子 岳の稜線に挟まれ、北アルプスのど真ん中にいることを感じられる素晴らしい稜線だ。
 14:30頃水晶岳直下で雷雨に遭い逃げ場がないため少々焦り急ぐ。三俣山荘のテント場 まで歩くつもりでいたが、雷雨のため水晶小屋素泊りとした。
 水晶小屋は大混雑で布団 1枚に2人。素敵な小屋だが次は最盛期を避けて来よう。 雷雨の後、裏銀座の山々に虹が架かるのを見ることができ明日への活力となった。

(8月5日)
 5:00頃出発。途中のピークで朝日を見ながら、簡単な朝食を摂る。2年前初めて裏銀座 をテント泊縦走を計画したが、台風接近により真砂岳までとなり、完歩できなかった。
 今回ようやく裏銀座の空白部分を繋ぐことができた。 7:40-野口五郎岳は360°の大展望。なぜ百名山に選ばれなかったのだろう。
  11:00-烏帽子小屋。歩いてきた読売新道と今度は高瀬ダムが臨めて本当に素晴らしい。 雷雨に遭い烏帽子岳山頂は明日に見送る。

(8月6日)
 4:10頃烏帽子岳へ出発。4:40烏帽子岳山頂にて御来光を拝む。今日は下山と思うと寂し くなる。
 6:00下山開始。三大急登と呼ばれるブナ立尾根は人気なのだろうか、多くの登 山者とすれ違った。不動岳側の崩壊が激しい。
 9:00-高瀬ダム待機中のタクシーにて扇沢へ車を回収。葛温泉を満喫。空には積乱雲、 すっかり夏らしくなった。